ビタミンE 効果 ビタミンEについてこれで全部わかる

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ビタミンE 効果

ビタミンE は強力な抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンで、体内の脂質の酸化を防いでくれます。 また、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、LDL (悪玉)コレステロールの減少、細胞膜を健全に保つなどの働きがあり、加齢によって発症しやすい疾患の予防に役立つことから、「若返りのビタミン」と呼ばれます。

ビタミンE とは

いつまでも若さを保つ、これはいつの時代も人間の昔からの夢であり、願いです。最近、これをキャッチフレーズに ビタミンE がクローズアップされています。

老化を防ぐ、がんにならないなど、ビタミンE の効能が注目されているのですが、ビタミンE の本当の効果について着目してみました。

ビタミンE が発見されてから、70年以上が経過しています。発見されてからの歴史はわりあいに長いのですが、ビタミンB1 が不足すると脚気が起こるとか、ビタミンC が足りないから壊血病になるとかといったふうに、ビタミンE の欠乏症状がはっきり出てこなかったものですから、どうもなおざりにされてきたように考えられます。

最初に見出されたのは、そのときに知られている栄養素を各種与えてネズミを飼育したところ、なかなか妊娠してくれない。やっと妊娠したと思っても、胎児が途中で吸収されたり、死産したり、どうも生殖反応がうまくいかない。

それが ビタミンE を使ったらうまくいったので、これに 「 生殖ビタミン 」 という名前がつけられ、若い人だけが必要とするビタミンじやないかと一般に思われました。しかし現在では、そうではなくて、生まれてから死ぬ日まで非常に大事なビタミンであることがわかってきました。

最初に見出された効果は、不妊症、流産防止ですが老化防止あるいはしもやけの治療・予防、貧血の防止にも有効だといわれています。

つまり血行障害、老化防止などにも役立つわけです。そのほか、最近非常に興味を持たれているのは過酸化脂質の生成防止ということです。

これは非常に難しい言葉ですが、大切な機能です。

ビタミンE を十分に与えておくと、細胞膜、血球膜、細胞の中にあって生理機能を持っている、ミトコンドリア、ミクロゾームといわれるような顆粒の膜の保護作用として働く、といわれています。

この保護作用が十分に行われませんと、細胞が劣化し、それがいろいろな疾病の引き金になってしまいます。

老化とビタミンE

老化防止に ビタミンE が有効に働くといわれますが、その点を、いまの過酸化脂質の問題から詳しくど説明しましょう。

家庭の天ぶら油を考えていただくとわかりますが、天ぶら油は使っているとベトベトしてくるのと同じことで、リノール酸の存在する場所に ビタミンE が不足してくると、生体内でも過酸化脂質ができてきます。それが体の中でたんぱく質と一緒になって、老化色素をつくったり、あるいは過酸化脂質それ自身が二次反応して、いろいろな疾病の原因になります。

それに対して、ビタミンE が十分にあると、いまのような反応が起こりませんから、細胞の機能がスムーズにいきます。そして、それが老化防止にもつながるのです。

体の錆び止めと大気汚染

ビタミンE はなるほど身体の錆止めという意見もあります。錆びというのは過酸化脂質が、錆と同じことで、細胞をポロボロにしてしまうのです。細胞膜にE が十分あれば過酸化脂質ができない、すなわち錆が起こらないということで、わかりやすく「 錆止め 」と説明されているのです。

また ビタミンE は大気汚染から、肺を守るのですが、私たちは酸素を吸って呼吸しているわけですから、酸素はなければならないものです。

ただし、ときには暴れん坊の酸素があります。オキシダントがその1つの例です。そういうものが体の中に入ってきますと、細胞膜にあるリノール酸のような各種不飽和脂肪酸をすぐに酸化してしまい、過酸化脂質をつくる。そして、それが二次的ないろいろな変化を起こし、疾病の原因になるのです。

よく、オキシダントでいろいろやられるといわれるのも、ここにあるだろうと思います。この件については、アメリカのテキサスのNASA (航空宇宙局) の研究所で、宇宙飛行士をカプセルに入れて月へ運ぶわけですが、このカプセル内は酸素庄が非常に高く、ことにそういう疾病が起こりやすいので、それと同じような条件下において動物実験をして、いろいろなデータを出しております。

ビタミンE を十分に与えて宇宙へ行って帰って来た宇宙飛行士はそれほど障害を受けませんが、ビタミンE が不足すればそういう疾病が出てくるそうです。

がんと ビタミンE

がんの予防にもなるということは、日本でも二、三の学者からそういう報告が出ています。この過酸化脂質は万病のもとだといわれています。ですから、コレステロールの問題、がんの問題、心臓病の問題、すべてに過酸化脂質が引き金になると考えてもいいわけです。ビタミンE を過剰にとってもがんの予防にならないが、ビタミンEが欠乏すると、がんが発生しやすくなると言えます。

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理想的なビタミンE の摂取方法

ビタミンE と女性

女性にとってE は大切なビタミンといわれますが、最初に ビタミンE が見出されたのは不妊の問題ですから、そういわれるのです。しかし、ただ単にそういう問題だけでなしに、最近ではいわゆる不定愁訴という形で、女性の一般的な血行障害、更年期障害などいろいろなものに対して、ビタミンE を十分に摂取していれば防止効果が期待できます。

ですから、健康も考えて、食用油になるときに邪魔になったようなものを分離して、きれいにしたビタミンE を、そういう加工食品に戻してやる、つまり再添加が行われています。加工食品だけでなしに食物油それ自身にも、もう一度ビタミンE を戻すことも行っています。

1日の摂取量

ビタミンE を1日どのくらい摂ったらいいかというのは、なかなか難かしい問題です。その人の食生活、あるいはその人の住んでいる環境、その人の年齢、いろいろなものが関係してきますから、

1つの数字を出して、これだけでいいですよとはいえません。ただ、アメリカでは現在のところ、大人については10~ 15mg 程度、毎日摂れれば、必要量を満たすことができます。

これについてはいろいろな学説がありますが、リノール酸のような高度不飽和脂肪酸を1グラム摂るとき、それに見合うだけのビタミンE が摂れれば不足しない。では、見合う量とはどのくらいかといいますと、少なくとも1グラムのリノール酸に対して〇・60~80 mgのビタミンE があればいいでしょう。

しかし、こんな数字を覚えるのはたいへんですから、リノール酸のようなものを1グラム摂ったときには1000分の1の ビタミンE を摂る、と覚えておけばいいでしょう。

つまり、われわれの食生活は変化してきて、油をいっぱい摂りますから、油をよく食べるような人はより多くビタミンE をとる必要があるということです。環境が悪くて、オキシダントの問題が心配といわれる地域に住んでおられる方も、やはりビタミンE を多めに摂取したほうがいいでしょう。

ビタミンE を多く含む食品

ビタミンE 過剰摂取 の心配について

幸いなことに、ほかの脂溶性ビタミンと違って、ビタミンE については、大過剰に摂れば何か出てくるかもしれませんが、一般的な状態では過剰障害はまだ報告されていません。

摂り過ぎたから悪いということはありません。安心して摂れるのです。しかし、だからといって無駄に摂ることはありません。

若返りたい、老化を防ぎたいということで毎日カプセルばかりいくら飲んでも、急にきれいになるということでもないでしょう。

ただし、アメリカでビタミンE を使っておられる方の中に、スポーツ選手、ことにアメリカン・フットボールの選手がいます。こういう方々は運動によって呼吸量が多くなります。そうすると、それに対抗してビタミンE をたくさん摂っておくことが安全である。また、アメリカン・フットボールの選手は瞬発力、バッとスクラムを組むようなとき、ビタミンE をたくさん摂っているほうがいいということで、たくさんとっています。

メキシコ・オリンピックのときも、ある国の選手はビタミンE をたくさんとって試合に臨んだために、いい成績をあげたともいわれています。

ビタミンE を多く含む食品

ビタミン効果

 

 

ビタミンC 効果 若さに欠かせないビタミン

ビタミンC 効果 はさまざまありますが、若さに欠かせないビタミンと言えるでしょう。

ビタミンC 効果 コラーゲンをつくる

あらゆるビタミンの中でいちばん有名で、人気の高い ビタミンC  ( アスコルビン酸 ) です。しかし、いちばん論争の的になるビタミンでもあります。

過去、数十年にわたり、ヒトの健康と ビタミンC  サプリの関係について、研究者たちが激しい議論を闘わせてきました。

それは、それは、ヒトが1日にどれだけの量の ビタミンC を摂取すべきかの争いであって、ビタミンC がヒトの栄養に不可欠であることは議論の余地がありません。

ビタミンC は人体でいろいろなはたらきをしていますが、最大の仕事は、コラーゲンというタンパク質をつくることです。

コラーゲンの成分には、プロリンの酸化によつてつくられるヒドロキシプロリンという独特のアミノ酸が存在する。この酸化を実行する酵素のはたらきを助けるのが、ビタミンC です。

コラーゲンは糸のように長くて、動物の骨の中心 や組織と組織の間にあるタンパク質です。組織が剥がれないように組織と組織をしっかりつなぐノリの役割を果たしています。

すべてのタンパク質の30 %を占め、人体のいたるところに存在します。

もしもコラーゲンが不足するなら、症状は全身にあらわれます。肌ひざの荒れ、ひじ、肩、膝などの関節の痛みや、歯の組織が弱くなります。

血管が切れやすくなり、ちょつとしたことで出血します。免疫力も弱まるので、インフルエンザをはじめあらゆる感染症にかかりやすくなります。

美容面でも重要なはたらきをしている。ビタミンC  は、メラニンという黒色色素ができるのを抑えるばかりか、できたメラニンを脱色するから、美肌効果もあります。

二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを酢酸に分解する際に、ビタミンC とナイアシンが消費されます。それから、脳内で神経細胞がドーパミンをノルアドレナリンに変換するのにも、トリプトファンからセロトニンやメラトニンをつくるのにも、ビタミンC が欠かせません。

ビタミンC の含まれていない食物だけを3 週間も食べつづけると、壊血病になってしまいます。そして、筋肉のけいれん、関節の痛み、食欲の減退、めまい、下痢、局部的な出血、皮膚の障害などの症状があらわれ、最終的に死亡します。このことだけでも、ビタミンC  がいかに大事かわかるでしょう。

ビタミンC ( アスコルビン酸 )

効能
  • 美肌効果
  • 免疫力アップ
  • 動脈硬化予防
  • 白内障予防
副作用
根拠のある副作用はない
注意
ワーファリン効果が減少

ビタミンC 分解されやすい

一般的には、ビタミンC がいちばん豊富に含まれるのは柑橘類と信じているが、ブロッコリー、ピーマン、ジャガイモ、芽キャベツなどの野菜にも多く含まれています。

ビタミンC は空気にさらされると分解するので、新鮮な果物や野菜はできるだけ早くフレッシュなうちに食べるのがよいでしょう。

昼食はハンバーグよりサラダを食べるほうが健康的であることはたしかだが、サラダバーのサラダに含まれるビタミンC  は、新鮮な果物や野菜よりはるかに少ないことを、忘れてはいけません。ビタミンC は分解されやすく、スライスしたきゅうりを3 時間放置しておくだけで、5割のビタミンC が失われてしまいますまた、スライスしたメロンにカバーをかけずに 24 時間冷蔵庫に入れておくだけで、3 以上のビタミンC が消失してしまいます。

壊血病

たいていの動物は腎臓か肝臓でビタミンC を合成できるのですが、霊長類をはじめヒトではつくれません。このため、壊血病が古代のエジプト、ギリシア、ローマの人々を苦しめてきました。

壊血痛は人類の歴史に刻まれてきた病です。かつて戦争や長い航海のとき、兵士や航海士たちは、果物や野菜を長期間口にできなかったので、壊血病の犠牲者となってしまいました。

フランスのジャック・カーターという探検家は、ある種の食物を食べると壊血病が治ることを知りました。

1535年、カーターの探検隊の乗組員が、壊血病の兆候があらゎれはじめたとき、ハリモミ( マツ科の常緑樹) の木の葉でつくつたスープを飲み、難を逃れました。別の乗組員は、レモン、ライム、ベリーなどを食べて壊血病にならずにすみました。1742 年、イギリスの医師ジェームス・リンドは、壊血痛が栄養素不足によって発生する可能性について世界で最初の科学論文を発表しました。

壊血病患者がレモンジュースを飲んで治ったことを人体実験で確認できたのです。探検家たちはリンドの発見を受け入れた。長い航海の間に柑橘類を配給したのです。

たとえば、キャプテンジェームス・クックと共に航海した乗組員は、1768〜1779年における 3 度の長い航海でも壊血病になりませんでした。そして1804年、イギリス海軍はようやく、乗組員にライムジュースの配給をはじめました。

リンドの発見から62年が経過していました。現代医学界の主流は、栄養の重要性についての科学的情報を実用化するのに、かつてと同じ轍を踏もうとしているようです。

ビタミンC は「アスコルビン酸」とも呼ばれています。これは、1 9 2 8年、アルバート・セントジョージ博士によって壊血病を予防する結晶が取り出されたときにつけられた名称で、否定の接頭語「ア」に、壊血病を意味する「スコルブ」をくつつけたもの、つまり「壊血病を防ぐ酸」という意味です。

免疫力を高める

ビタミンC  が免壕力を高めること、風邪の予防と治療について、多くの研究者が報告しています。多くの治験や生科学的な実験で「効果あり」という結果が出ているにもかかわらず、「ビタミンC の免疫増強効果」は議論の的となっています。

生化学的な観点から述べると、ビタミンC は免疫系のはたらきにおいて決定的な役割をはたすことは疑う余地はありません。

感染が起こると、白血球に含まれる ビタミンC は、通常の高いレベルから急速に低下します。もし補充されないなら、ビタミンC 不足になります。ビタミンC は、白血球のはたらきを強め、インターフェロンレベルを上げ、抗体の活性を高め、甲状腺ホルモンの放出を進めることによって、免疫力を増強します。

それから、ビタミンC の生理学的な効果は、多くの面で、人体で抗がんと抗ウイルス作用を併せ持つインターフェロンに似ています。生体が化学的、心理的、身体的なストレスに遭遇したとき、ビタミンC が猛スピードで尿中から排泄されていきます。喫煙や飲酒は「化学的ストレス」の代表格です。

たとえば、タバコを 1 本吸うごとに体内のビタミンC が 25 mg 分解されます。1日に 10 本のタバコを吸うなら、250 mg のビタミンC が消費されます。これは、体内に存在するビタミンC  1.5 g の 6  分の1  にも相当します。愛煙家は、よとり多くの ビタミンC を摂るべきでしょう。

水溶性抗酸化物質 キング

ビタミンC は、水性の環境のもとでヒト細胞の内部と外部で強力な抗酸化物質として働きます。活性酸素などの酸化性物質から人体を守るための最前線で活躍する物質です。言い換えるなら、ビタミンC は生体でいちばん大事な抗酸化物質です。

ビタミンC と協力関係にあるのが ビタミンE と βーカロチン です。どちらも脂溶性です。

それからビタミンC は、グルタチオンペルオキシダーゼ、カタラーゼ、SOD などの抗酸化酵素とも協力関係にあります。最近の研究でわかったことは、ビタミンC は血液・脳開門を自由に通過できること、そして脳内にも高レベルで存在することです。この意味は非常に大きいものです。それは、ビタミンCは脳内の神経細胞を活性酸素による攻撃から守るからです。たとえば、血液中のビタミンC レベルが高いと知能が高まること、アルツハイマーや脳卒中になるリスクが低下することが確認されています。

そのうえ、ビタミンC は血液中の悪玉コレステロールの活性酸素による酸化を防ぐことで、心臓病と脳梗塞の引き金となる動脈硬化の原因を取り除いていることもわかりました。

またビタミンCは、活性酸素の攻撃から眼を守ることで、白内障の発生も抑えています。健康食品店や健康雑誌は「抗酸化物質」という言葉で溢れかえっています。これは、消費者に高額な「スーパー抗酸化物質」を買わせるための宣伝です。

費用対効果という点から見ていくと、ビタミンC はこういった「スーパー抗酸化物けた質」よりも桁違いにすぐれています。安価で効果抜群の抗酸化物質こそ ビタミンC  です。栄養師たちは、抗酸化力を高めるために赤ワインを飲むことを盛んに勧めます。

その根拠は、フランス人が脂肪分の多い食物を食べてもイギリス人ヤアメリカ人より心臓病にかかる率が少ないのは、赤ワインの抗酸化効果によるという説です。

赤ワインに含まれるフラボノイド類が、活性酸素による悪玉コレステロールの酸化を防ぐため、血栓が生じにくいのです。

赤ワインの抗酸化効果を調べるために、赤ワイン、白ワイン、ビタミンC による血清抗酸化能力がくらべられました。1 人 300ml の赤ワインを 9 人に、1人300 ml の白ワインを 9  人に、そして1 人 1000 mgのビタミンC を 4 人に摂取してもらい、それぞれの血清の抗酸化能力を測定しました。

この結果を表にまとめたところ、2 時間後の抗酸化能力の増強は、赤ワインで11 %、白ワインで 7 %、ビタミンC で29 %でした。したがって、抗酸化能力を高めるには、ビタミンC 1000 mg を摂取するほうが 300 ml の赤ワインや白ワインを飲むより安上がりで、なおかつ効果的であることがわかります。

白内障の予防

中高年を悩ますのが白内障です。眼球の水晶体( レンズ) はもともと透明ですが、成分のタンパク質が酸素によって酸化されることで濁ってくるのです。このため光がうまく通過できなかったり、光が乱反射したりします。これでは網膜に鮮明な像が映し出されなくなり、視力が落低下します。

それなら、水晶体タンパク質の酸化を防げば、白内障の発生を抑えられるはずです。いくつもの疫学調査から、以下の 2 点がわかっています。

まず、水晶体のビタミンC レベルが低いほど、白内障の症状は深刻になること。もう 1 点は、ビタミンC を食物から多く摂取するほど、つまり血液中のビタミンC レベルが高いほど、白内障は発生しにくくなることだです。眼の水晶体のビタミンC レベルを上げるには、毎日 1 gのビタミンC を摂取すればよいでしょう。

水晶体をはじめ人体で活発にはたらく箇所は、他よりも高レベルの ビタミンC が求められます。通常、血液 100 ml 中にビタミンC は0.5 mg 存在しますが、肝臓、脾臓、水晶体ではこの 20 倍、副腎や脳下垂体ではこの 50 倍という高い濃度で存在します。

白内障のかすみやまぶしさが消えた : アサイーベリーが眼に効く

風邪にも効く

ビタミンC が免疫力を増強すること、とりわけ、風邪の予防と治療には効果的であることは多くの研究者が述べているとおりです。

40年近く前の 1970 年、ライナス・ポーリング博士は『ビタミンC とカゼ、インフルエンザ』という書物を書いています。

この書物は、ビタミンC が風邪の症状を軽くし、回復を速めるといういくつもの研究成果をもとに、博士の意見を述べたものです。

世界中で大騒ぎになりました。博士の主張が正しいかどうかを調べようと、19 70 年以後 20 もの治験が行われました。どの治験でもビタミンC を摂取したグループは症状が軽減されたか、回復が速まったにもかかわらず、いまだに医学界は臨床における効果を議論しています。

なぜ、こんなことになってしまったのでしょう。その理由は、1995  年にフィンランドのヘミラ博士が「米国栄養学会」誌に発表した論文に記載されています。1975年、ジョージワシントン大学のトーマス・チャルマース教授は、すでに論文として発表された 7 つの治験結果をもとに、ビタミンC の風邪への効果についてメタアナリシスを行い、ビタミンC を飲めば風邪が 0.11 日短縮すると算出したうえで、「ビタミンC がカゼの治療に効果的であるという正当な証拠は存在しない」との結論を「アメリカンジャーナル・オブ・メディスン」誌に発表しました。

運の悪いことに、この論文が多くの研究者によってくり返し引用されてしまいました。別の研究者たちが書いた「ビタミンC が風邪の症状を軽減する」という説よりも、チャルマース教授の書いた論文のほうが引用されてしまったのです。

しかし、この論文には大きな間違いがいくつも発見されました。それは、ビタミンC の摂取量をまったく考慮することなく、治験結果だけを採用し、メタアナリシスを実行したことです。きわめてずさんな計画にもとづく治験、たとえば、被験者が 1 日 25 〜 50 mg というきわめて少量のビタミンC を摂取したときの「効果なし」という結果を、メタアナリシスに採用したのです。

しかも、メタアナリシスには、原著論文とは異なる数億さえ使用されていました。ヘミラ博士らは、チャルマース博士が採用した論文を再び調査し、あらためてメタアナリシスしたところ、1 日1 〜 6 g のビタミンC を摂取するなら、風邪からの回復が0.9 3 日、すなわち、21 %速まったことが明らかになりました。ビタミンC がカゼに効かないとの医学論文における主張の多くは、30 年前に書かれた誤った総説を頼りに展開されているのです。

1 日に5oo mg 以上

ビタミンC を1日どれくらいの量、摂ればいいのでしょうか。ポーリング博士やその後継者たちは、健康なときに 1 日 2 ~ 9  g ストレスや病気になったときにはこれ以上の量の摂取を推奨しています。

一方、ビタミンC の 1 日所要量は60 mg となっています。健康な人や妊婦では、1 日に 500 〜 1000 mgの摂取で抗酸化効果を発揮するのに十分と考える専門家がほとんどです。

ビタミンC を多く含む食品

 

 

 

 

私のダイエット体験 「切り干し大根茶(ティーパック)」で不定期だったお通じが毎日出るようになり体重も2kg減でダイエット成功

中学時代の友達に偶然会ってなんだか顔が小さくなったねと言われて小さくガッツポーズ!

私は、仕事が忙しく、不規則な生活を続けているうちに体重が10キロ以上も増えてしまいました。

もう少し生活リズムや食習慣を正さなければ!と思っていましたがトラブルが続きあっという間に2~3年も経過していました。トラブルは、法的にもグレーな部分があったりでとてもストレスの蓄積するものでした。私達は撤退を希望しましたが、社長の熱意に負けてみんなでなんとか糸口をさがすことになりました。

体重が10キロ以上増えて、おまけに冷え症がひどくなりました。手足の先が常に冷たくて、上半身は熱くほてっているようで、上半身は暑いのに下半身は寒いといったアンバランスな感じでした。ちょっと仕事でカッとなるとすぐにドバーっと汗がでて、私が学生の頃の母の更年期症状のようでとても不安になりました。

そこで、食生活を見直すことにしたのです。まず、夜、遅い時間になってからの夕飯をできるだけ早めに食べるようにして、規則正しく3食食べること。次に、大好きな甘いお菓子の量を減らしました。

お菓子は一気に減らすとストレスになりそうだったので和菓子を少し食べるようにしました。
甘いものを食べたいときには和菓子を参考にしたのですが、砂糖を減らすと体の冷えが改善するというのは本当だと実感しました。ストレスを感じると異常に甘いものを食べないといられない…のはちょっとした糖質異常症だったのかも?とも思いました。

少しずつ体調が改善しているようにも感じましたが、それでも体重はまったく減らず、久しぶりに会った中学時代の友人に「太ったね」とまでと言われ、正直落ち込みました。自分の中でもいよいよなんとかしなければと焦っていたところ、会社の先輩から「切り干し大根のお茶」を勧められ、私は早速試したのです。

切り干し大根は、まだ実家にいた頃、母がよく炒めてくれたのを食べた記憶がありますが、その切り干し大根のお茶というのははじめて知りました。

このお茶は、ティーバッグタイプで、カップに入れてお湯を注ぐだけですぐに飲むことができます。面倒くさがり屋の私にも続けられそうなダイエット法でした。以前に、茶葉でゴボウ茶を試したことがあったのですが、面倒で続きませんでした。ゴボウの香りがとてもよかったのですが、いちいち茶葉を急須に入れるのが面倒になって高価だったゴボウ茶もいつしか飲まなくなってしまいました。

私は、切り干し大根茶を毎朝カップ1杯を、ゆっくり味わうように飲みました。お茶の香りはおなじみの切り干し大根ですが、クセや苦味はなく、ほんのりとした甘みが感じられ、とてもおいしいのです。
あのすごい臭いがする切り干し大根とは異なり、香りも優しい香りです。なんとなく心身がリラックスできる感じで朝のリラックスタイムになりました。

飲み終えてしばらくすると、おなか辺りがほんのりと温かくなるような気がして、朝起きてからすぐに元気よく動くことができるようになったのです。そこで、仕事や外出の際には、水筒に入れて持参し、ちょくちょく飲むようにしました。

こうして、1日に1リットル近く飲み続けたところ、お通じに変化がありました。もとも肉料理や脂の多い唐揚げなどが好きな私は、便秘にも悩んでいたのですが、毎朝確実に快便になりました。おなかの張りもなくなり、とても爽快。驚いたことに、食物繊維の少ない食事をとったときでも、スムーズに排便があるのです。

切り干し大根のお茶を飲み始めてから、およそ1ヶ月ほどたちました。切り干し大根効果なのか、冷え症が改善したように思います。また、腸内環境がよくなって代謝が上がったようで、2.6キログラムも体重が減りました。

ほかに特別な運動や食事制限は一切していないので、切り干し大根のお茶の効果であることは間違いありません!

仕事の同僚や友人たちから、「なんかひとまわりちいさくなったね」と言われるようにもなりました。先日に会った中学時代の友達にも「顔がひとまわり小さくなった」と言われガッツポーズでした。

そこで、気分をよくした私は、忙しい時間の合間をぬって会社の帰宅途中で一駅歩くというウォーキングを始めました。甘いものをやめて、睡眠がしっかりとれて食習慣を正すとやっぱり人間って健康に向かっていくんだとあらためて実感しました。最初、仕事のトラブルが片付いてからダイエットをはじめようと思っていましたがすぐにはじめて正解でした。「できない」はやっぱり自分への言い訳だったんです。

これからも切り干し大根のお茶を飲み続け、スリムアップを目指したいと思います。

体を温め冷え症を改善し代謝が上がる

切り干し大根は、食物繊維が豊富です。なおかつ体を引き締め、体内の古い脂肪を排出する働きがあるので、便秘が改善し、短期間で体重が減ったのだと考えられます。

また、大根は体を冷やす野菜といわれていますが、天日に当てた切り干し大根は体を温める性質を持った食品なので、冷えが改善したのでしょう。

切り干し大根茶はこちら

私のダイエット体験 腸活カレーで宿便がどっさり出て20kg以上もダイエットに成功!おばさん体型も改善

腸が驚くほど動いて頑固な便秘も解消

私は、腸活カレー(レシピはこちら)を続けて20kg以上のダイエットに成功しました。これまで様々なダイエットを行ってきましたがどれも手応えがなく、ようやく痩せるダイエット法に出会うことができました。

太り始めたのは、40歳を過ぎたあたりからで、ある病気にかかったことがきっかけでした。幸いにも、病気自体は治りましたが、ほとんど体を動かさない生活が続いたせいで、体重は少しずつ増加。54kgだった体重は、ついに65kgにまで達してしまいました。

下半身がどっしりとした、いわゆる「オバサン体型」になりました。とはいえ、自分では体重がふえたことを、気にしていませんでした。というよりも、太っていることを自覚していなかったのです。
しかし、今から2年前のある日のことでした。私の姿をまじまじと見た、息子から「エライ太ったね」といわれたのです。その言葉にショックを受けた私は、ついにダイエットをすることを決意しました。

そこで、「腸活カレー」でダイエットをはじめようと決心しました。友人のお宅の息子さんがこの「腸活カレー」でスリムになった話を聞いてこれなら!と思いました。

「腸活カレー」は、サラサラしていて、ほとんどスープに近いカレーです。白米がなくても、おなかがいっぱいになるよう、野菜をたくさん入れました。ポイントは、野菜を大きめにカットすることです。こうすることで、よくかんで食べるようになって、自然と満腹感が得られます。

友人の息子さんは、朝食だけでしたが、私は、朝食と夕食に「腸活カレー」を1皿ずつ食べました。ちなみに、昼食は、好きなものを普通に食べ、ときには、外食することもありました。「腸活カレー」は、1皿だけでも、十分な食べごたえがあります。

それまでの普通の食事より、抜群に腹持ちがいいのです。おかげで、ダイエットにつきものである、ひもじさや、ストレスを感じたことは、ほとんどありません。市販のカレールウに加え、カレー粉を多めに入れて、辛口に仕上げたので、食べるとすぐに体がポカポカしてきます。おかげで、あっという問に、筋金入りの冷え症と低体温が治りました。あんなに冷えていた手足がポカポカになり、35度しかなかった平熱が、なんと36.5度まで上がったのです。

さらに、1週間便通がないのがあたりまえだった、頑固な便秘も解消しました。腸がぎゅるぎゅると活発に動くようになり、宿便がドッサリ出た.のです。気づいたときには、毎日快便になり、いつも張りぎみで、膨らんでいたおなかがペッタンコになりました。

腸が正常に動くようになると若返りにもなる

そして、肝心の体重も、すぐに変化が現れました。「腸活カレー」を食べ始めてから、毎月3~4kgずつ体重が落ち続けたのです。そして、半年後には、なんと20kgの減量に成功。1年後には、さらに4kgへって、合計で24kgのダイエットを果たしたのです。

65kgあった体重が41kgになりましたが、短期間で減量したわりに、きれいにやせることができたと思います。この問、運動はほとんどしていませんでしたが、ウェストやお尻が引き締まり、足も細くなりました。見事に、オバサン体型を卒業できたのです。洋服も、2LかLサイズだったのが、SサイズかMサイズにまでダウンしました。体が軽くなるとともに、体力がつきました。

家事など、ふだんの生活で、体をキビキビと動かせます。免疫力もアップしたようで、風邪をひかなくなりました。太っていたころと比べ、2倍以上、体が丈夫になったと思います。うれしいことに、見た目が、かなり若返りました。

最初にみそ汁、ご飯とおかずを6対4の割合で食べる お米ダイエット がブーム

ご飯の量は1日2合

やせたいという人の多くは、体重の変化ばかりを気にするあまり、すぐに減量効果の出やすいダイエット法に頼ろうとしますが、これは間違いです。健康的にやせたかどうかを見るには、体重の変化よりも、体型の変化に注目しなければいけません。

ぽっこりおなかをへこませたいという人には、ご飯をたくさん食べる「 お米ダイエット 」が効果的です。実際、ご飯をたくさん食べて、おなか周りのぜい肉がとれて、グッと引き締まる人が急増中です。しかも、体力がみなぎるようになって肌ツヤまでよくなると大好評です。

食事でとったカロリーを効率よく燃焼(代謝)させる栄養バランスは、炭水化物60%以上、たんばく質15%、脂質20~25% です。これを簡単に覚えるには、お弁当箱をイメージして、ご飯がだいたい6割で、残り(みそ汁とおかず)が4割と覚えておきましょう(ご飯8割、おかず2割にすればさらに効果的)。

おダイエットでは、具だくさんのみそ汁と1日2合のお米(炊いたご飯ならお茶碗5杯分)を食べます。

おかずが多いとご飯をたくさんは食べられないので、栄養は具だくさんのみそ汁でまかない、おかずは1品程度にします。問食におにぎりを食べれば、無理なく1日2合のご飯が食べられます。

みそ汁の具には、色の濃い野菜や根菜類、キノコ、海藻、豆腐や油揚げなどの大豆食品などがおすすめ。これらには代謝を高めるビタミンやミネラル(無機栄養素)が豊富です。

それでは、「お米ダイエット」のポイントです。

まずは、最初にみそ汁を食べて体を温めます。朝から体温が上がると、カロリーの消費が高まります。また、米とみそを組み合わせると、アミノ酸(たんばく質の構成成分)のバランスがよくなり、代謝を促進します。

ご飯は、甘く感じるまでよく噛んで食べます(最低30回)。時間は1食に20分以上かけるようにしましょう。丼ぶりものは、かむ回数が減ってしまうので、なるべく避けましょう。

ご飯に雑穀をまぜることをすすめています。雑穀をまぜるとかみ応えがよくなるのに加え、ビタミンやミネラル、食物繊維など、日本人が不足しがちな栄養素を十分にとることができます。

太る原因ともいわれるお米などの糖質だが不足すると脂肪が燃焼しにくくなり痩せないも参考にしてください。

夏バテ には ビタミンB 摂取がポイント

夏になると暑さのせいで、身体がだるい、食欲がない、寝不足になるなどのため、体力も衰えがちになります。さて、 夏バテ を防ぐ食べものというとウナギが思い浮かびます。ウナギはスタミナ食の代表選手といわれるように、体に抵抗力をつけるビタミンA 、疲労回復に効果のあるビタミンB1、代謝をアップするヨウ素など、多くの栄養素を含んでいます。
長い魚を食べると風邪をひかない

ただし、脂肪も多いので、脂肪を控えたい方には蒲焼きよりも、蒸した白焼きの方がよいでしょう。食欲のない時には具をたっぶり乗せためん類をお勧めします。錦糸卵やキュウリ、ハムなどの他、大葉やみょうがなどの薬味をプラスして冷たいそうめんや中華めんにのせれば、暑い時にも食欲をそそります。

また、ビタミンB1をたっぷり含むゴマの入ったゴマだれを用意するのもおすすめです。ウナギやゴマのようにビタミンB群を多く含む食べ物を中心にして、バランスのよい食事を心がけることが夏バテ防止には効果的です。
ビタミンB群を多く含む食べものとしてはこのほかに、枝豆やカシューナッツなどの豆類、アサりユリやシジミなどの貝類、レバーなどがあります。

暑いと、つい冷たい清涼飲料水に手が伸びてしまいますが、この清涼飲料水が体調を崩す原因となることをご存じでしょうか。まず、問題となるのが糖分のとり過ぎです。人間が1日に必要とする糖分は、体重1kg につき1g とされています。

たとえばコーラ1缶に含まれる砂糖の量は2g 、ジュースなら30g もあります。舌は冷たいものに対しては鈍感になるので、アイスコーヒーやアイスティーが実は多量の砂糖を含んでいることに気がつきにくいのです。

糖分をとりすぎると、それを燃焼するのに十分なビタミンB1が不足して、内臓に必要な貯蔵用のビタミンB1、鉄を奪うことになり、臓器の機能が低下したり、手足のむくみや身体のだるさなどの症状として現れる脚気の原因となります。
また、水分をたくさんとると胃酸が薄まって食欲不振になります。胃酸が正常な状態で分泌されない時に食べすぎると、胃酸のバリアーで死ななかった菌が腸内で大量に発生し、下痢をともなった夏カゼにかかりやすくなります。
夏こそ腹八分目を前提に、栄養価の高い食べものをバランスよくとることが大切です。夏こそビタミン摂取を意識しましょう。

ビタミンB1を多く含む食品

手軽で便利なインスタント食品、加工食品はビタミンBが圧倒的に不足

エネルギー源としてのブドウ糖が完全燃焼するためには、B1、B2、B12、そしてナイアシン、葉酸などさまざまなビタミンB群が十分に用意されていなければなりません。そうでないと脳に蓄積されているビタミンB群がどんどん消費され、その一方で、ブドウ糖は完全燃焼しきらず、燃え残りである乳酸が脳の中にたまっていくようになります。

これはアルコール中毒症の人の脳と同じ状態で、B群の不足した食事を長く続けている場合には、正常な精神活動ができなくなって当然なのです。ビタミンB群が不足することでイライラするのはこのためです。ちょっとしたことで動揺しやすい、誇大妄想的になる、短気、もの忘れが激しい、といった状態です。

ビタミンB 群の極端に不足した食べ物といえば、子供の大好きなインスタントラーメンや砂糖の多い菓子、清涼飲料水、アイスクリームそしてスナック菓子、白米、白パンなどです。加工され、精製されるほどビタミンB群は失われてしまいます。

もう1つの問題は、ビタミンB 群は熱に弱くこわれやすいうえに、水に流出してしまったりするので、調理中の損失が少なくないことです。日本人のビタミンB1平均摂取量は、この10年以上にわたって所要量を十分に満たしている。つまり、ビタミンBlは十分にとれているとされています。しかし、さきほどの報告を合わせてみると、ちょっと食事が乱れれば、ビタミンB群がすぐに不足してくることも、十分に考えられるわけです。

口内炎や口角炎、吹き出物が頻繁にできる人はビタミンBの摂取を見直したほうがいいかもしれません。

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カルニチンは脂肪酸を燃やすカギ

ダイエットの世界で注目を集めているカルニチン。カルニチンには、血液中に流れ出した脂肪酸を筋肉で確実に燃焼させる働きがあります。

一般に、肉の脂肪を摂ることは、ダイエットをする人にとって一番避けたいことです。野菜中心の食生活を心がけ、動物性脂肪は敬遠されがちなことでしょう。ところが、動物の肉には、なんとダイエットの切り札となる栄養素のカルニチンが含まれているのです。

カルニチンというのは、アミノ酸の一種です。アミノ酸は普通、タンパク質を構成するものだと認識されていますが、カルニチンは特殊なアミノ酸で、タンパク質の構成には関わっていません。最も重要な仕事は、脂肪酸を燃焼の場まで運んでいくことです。

脂肪酸は、体温の上昇やアドレナリンなどのホルモンの働きによって体脂肪から遊離しますが、筋肉の細胞に入っても、自動的にすぐに燃焼するわけではありません。筋肉細胞の中にはミトコンドリアという器官があって、脂肪酸は、このミトコンドリアに取り込まれてから燃焼します。

このとき、脂肪酸は単体だとミトコンドリアに入り込むことができず、ここでカルニチンの力が必要になります。カルニチンが脂肪酸に結合して、ミトコンドリアに搬入するのです。ですから、カルニチンが不足すると、私たちの体は脂肪酸を燃やすことができず、慢性的にエネルギーが欠乏した状態となります。

カルニチン不足は肥満を引き起こす

カルニチンは、体の中で合成される栄養素です。そして、カルニチンの合成には、リジンやメチオニン、ビタミンC、ビタミンB6、ナイアシンという栄養素が必要になります。これらのうちのひとつでも足りないと、カルニチンは不足するのです。

現代では、便利な加工食品が中心の食生活となっていることが多く、カロリー的にはじゅうぶん過ぎていても、ビタミンなどの栄養素が足りていなくて、カルニチンが不足していたとしてもおかしくありません。そして、カルニチンが不足すると肥満になりやすいというデータがあります。血液中のカルニチンの量が低いほど、体脂肪率は高くなるという傾向が認められています。

カルニチンのサプリメントを摂取するなら、空腹時のほうが吸収率が高まります。脂肪酸を燃焼させないと、どんなダイエットも成功しません。

カルニチン

DHCの『カルニチン』は、運動サポートに欠かせない[L-カルニチン]のサプリメント。1日目安量あたりで牛肉約550g※分に相当する[L-カルニチン]を750mg配合しました。さらに、お酒や糖分の摂取が多い人には特に欠かせないビタミンB1と、若々しい体づくりに欠かせないトコトリエノールを配合し総合力を高めています。脂肪にアプローチして、効率的なエネルギーの産生をサポートするので、運動によるダイエットをしたい方、脂肪分が気になる方、肉類を食べない方、疲れやすい方、若々しさを保ちたい方の体づくりを内側から応援します。
朝、昼、夜など、数回に分けて摂るのがおすすめです。

カルニチン 30日分

プロテインと筋トレで代謝を上げる

食事の量は変わっていないのに、年齢を重ねるに連れ体重が増えていくという人がいると思いますが、これは、基礎代謝が落ちることが原因です。筋肉というのは、動かしていないときにもエネルギーを消費しています。ですから、食事を摂る量が同じだとしたら、筋肉が活性化されている人のほうが体脂肪がつきにくいということになります。

基礎代謝量をアップする「レジスタンス運動」

効率良くダイエットをするためには、まず筋肉を鍛えておくのが良いでしょう。

体脂肪が燃えやすい体にするために有効だといわれているのが、レジスタンス運動です。レジスタンス運動というのは、簡単にいうと筋力トレーニングのことです。自分の体重やダンベル、ゴムチューブなどを使って、ゆっくりと筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返しておこないます。

基礎代謝のうち、体の器官が安静時に使うエネルギーで最も大きな比重を占めるのは、筋肉が使うエネルギーで全体のおよそ40パーセントほどです。あとには、肝臓や胃腸壁が続きます。

レジスタンス運動は、筋肉を鍛えてエネルギー消費量を高め、基礎代謝を多くします。筋肉の中にあるUCP3というタンパク質が、レジスタンス運動によって増えることが、専門家による今までの研究によって解明されています。UCP3には、脂肪を熱に熱に変化させる働きがあって、それが多いと体脂肪がつきにくい体質になるのです。

筋肉を強くするにはタンパク質を摂る

レジスタンス運動をおこなって、筋肉にダメージを与えたあと、再び合成されることで筋肉を強くします。筋肉の材料となるタンパク質が体内にたくさんあると、筋肉の合成が促進されやすいのです。

そこで、より効果を高めるのが、プロテインのサプリメントを摂取することです。プロテインというのは、タンパク質のことです。プロテインのサプリメントを摂るなら、レジスタンス運動をおこなった直後に摂ります。摂取量は、ダイエット目的の場合、体重1キログラムあたり0.3グラムくらいです。

プロテインは、筋肉量が少なくて基礎代謝が低い人、また、筋力トレーニングにじっくり取り組むことができる人に向いています。

プロティンダイエット

クロムで体脂肪を減らし筋肉を増やす

クロムというのは、糖や脂質の代謝に欠かすことのできないミネラルの一種です。私たちが栄養素として摂取するクロムは、正確には3価クロムといいます。3価クロムは自然界に存在しているものですが、もうひとつの6価クロムというクロムは人工的につくられるもので、毒性が強く危険な環境汚染物質です。3価クロムは、微量ですが私たちの体内にも存在するといいます。

私たちが口にする食品でクロムが含まれているものには、そばや玄米など主食になる穀類をはじめ、肉類や魚介類、ナッツ類、海藻類、ビール酵母など、さまざまなものがあります。

食品から摂ったクロムは小腸から吸収されますが、吸収率は2~3パーセントほどでとても低いです。なお、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が上がるといわれています。ただし、体内で必要なクロムの量はごくわずかなので、通常の食事で欠乏症になるほど不足することは、まずありません。

クロムのダイエット効果とは?

クロムには、体脂肪を減らし、筋肉を増やす作用があると考えられていて、ダイエット用のサプリメントにも利用されています。

私たちの体内には脂肪が2種類あります。それは、脂肪酸を蓄えて体脂肪を構成する白色脂肪細胞と、脂肪を燃焼するための褐色脂肪細胞です。生まれた時には褐色脂肪細胞はたくさんあるのですが、加齢と共にしだいに減少していきます。例えば若い時にはスリムだった人が30歳を過ぎると太り出すのは、褐色脂肪細胞が減っていくからなのです。

クロムは褐色脂肪細胞に強く働きかけるため、脂肪燃焼を促進することができます。それと交感神経と副腎髄質を刺激して、ノルアドレナリンやアドレナリンの分泌を促します。これらは危険に対処するためのホルモンで、体はすぐに動けるように血行を促進して代謝を上げる働きを持っています。すぐに使えるエネルギーを増やすために、脂肪の燃焼を活発にするのです。

クロムのサプリメントを利用するなら運動と組み合わせ、運動の30分前に摂取するほうが効果は高くなります。

糖尿病との関係

体内に吸収されたクロムは、糖タンパクと結合して血液から全身へ運ばれ、体の中であらゆる代謝に関わります。

食品に含まれる3価クロムはインスリンの働きを助けます。インスリンは膵臓(すいぞう)にあるランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンで、糖質をエネルギーに変え血糖値を下げる働きをします。

食事から摂った糖質は、ブドウ糖に分解されて血液に吸収され、インスリンの働きによって筋肉や肝臓など全身の細胞に取り込まれます。筋肉に取り込まれたブドウ糖は、運動時にエネルギーとして使われ、肝臓や筋肉ではグリコーゲンとして貯えられ、過剰分は脂肪細胞に蓄積されます。

必要なクロムが不足すると、エネルギー源であるブドウ糖を筋肉や肝臓に取り込むことができなくなります。インスリンがきちんと働かず糖の代謝が正常におこなわれないと、血液中の糖を取り込んで利用することができないため、血糖値が下がらなくなります。そして、高血糖の状態が続くと体が疲れやすくなって、そのまま糖尿病になってしまう恐れもあるのです。

クロム

クロミウムはダイエットをしている方にはもちろん、ボディビルダーなどフィットネス愛好家にもうれしいミネラルです。

タンパク質、脂質、炭水化物をエネルギーに変える際に欠かせない役割を果たすといわれています。ビール酵母、未精製の穀類、エビ、キノコ類、レバーなどに含まれています。

近年、糖分や脂肪分の多い現代人の食生活では不足しがちになっているため、サプリメントで補う人が増えています。

こちらの商品はたっぷり250粒入りで、約4ヶ月分と経済的。継続して使用したい人に特におすすめです。