人の役に立つには、どうしたら良いか
(オーナーに必要なのは人へのこだわり
仕事とは人の役に立つことをすることですから、人の役に立たない仕事は淘汰されます。
人を助けること、人が喜ぶこと、人が安心できること、人がより豊かになることなどは、すべて仕事と成り得るものです。それでは、どうすれば実際に人の役に立つことができるでしょうか。
仕事を介して人と付き合うとは、どういうことか考えてみてください。皆さんが考えた答えは、すべて正解だと思います。私なりに集約してみますとそれは「愛」と「思いやり」という2 つの言葉で表現できると思います。
まず人の役に立つうえで大切なことはその人と同じ方向を向くことです。そのためには、その人が何を求めてどんな夢に向かって生きているのかを知らなくてはなりません。その人の夢や生きがいに対し、私たちの中に共鳴するものがあればその人に何かしてあげたいという思いが必ず生まれます。その思いを行動に移して初めて思いやりになるのです。思うことは誰にでもできますが、それを行動に移せるかどうかがオーナーの資質です。
思うだけでは思いやりではありません。共鳴し同じ方向を向くことが「愛」。そして、そこで生まれたあなたの思いを行動に移すことが「思いやり」なのです。この2 つの実践が仕事の有無に関わらず、これからの人とのかかわりの中で生きていくためには大切になります。
仕事の有無に関わらず、人の役に立つということは、その人の未来とお付き合いするということなのです。その人の夢の実現や、生きがいの創造や追求のお手伝いが私たちのお互いの仕事であり役割なのです。それでは、どうやってその人の夢や生きがいを見つけたらいいでしょう。
メンタルレッスンその7
「人と会うときには、常にその人に関する3 つのことをどんなことでもいいから頭に入れておく」これは私が医療をする際に、上司から教えていただいた素晴らしいアドバイスの1つです。今でも私はこれを守っています。これを今後毎日、意識し習慣にするようにしてみてください。会う回数を重ねるごとに、その人の夢や生きがいが見えてきて自分が役に立てることは何か、必ず見えてきます。