日本人に合ったダイエットを行うのがこれからの大切なポイント

当然、日本人は欧米人ではありません。日本人としての誇りを持てとまでは言いませんが、日本の伝統食である和食は世界一であるという自覚は持っていいと思います。

健康を考える場合、農耕民族であった日本人の過去の食歴と生活様式の歴史は、絶対に無視できません。なぜなら3000年以上も同じ食生活を続け、つくられた私たちの代謝システムでは、欧米食の台頭と生活様式の急激なる変化に対しスムーズな代謝が行えない(順応できない)からです。

その結果が欧米型成人病の蔓延なのです。代謝を正常化するためには, この代謝システムの特徴を「人類共通のもの」と「日本人に特有」のものとに分けて、きちんと把握しておく必要があります。これを考慮せずに改善策が出てくるわけがないのです。

和食のルーツは、縄文時代の後期に伝わった稲作が日本各地に広がった弥生時代であり、それまでの狩猟採取をしていた縄文時代とは、ほとんど関係がないと考えられてきました。
しかし最近発掘されたさまざまな縄文時代の遺跡から出土した食料から、食材の数は哺乳動物60種以上、貝類350種以上、魚類35種以上、植物性食料5種以上(これも腐りやすく出土していない物やキノコ類も合わせると300種は超えると予測されています) にのぼり、鍋をしたり、刺身にしたり、スープにしたり、クッキーやだんごにしたり、パンにした形跡も発見されています。

また栄養学的にも栗やクルミをはじめとする堅果類が、米と同じ重要なカロリー源となっており、1日の総カロリーの60~70%は和食と同じように炭水化物で摂っていたようです。
栗が米に変わっただけで、これは現代と同じ栄養の摂り方であつたと考えられ、縄文時代に確立したカロリーの摂り方は、弥生時代になっても変わらず現代にまで延々と継承されてきたといえます。そういうことで実は、縄文食が和食のルーツではないかという説が専門家のあいだでは有力になってきています。

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