現代食でカロリー・ダイエットを行っても失敗してしまう理由

ここで現代食によるカロリー・ダイエットがうまくいかない理由を、理解しておきましょう。カロリー・ダイエットとは、カロリー10対ビタミン3(代謝3/余剰カロリー7 )という食事をしていた人が、食事の摂取を我慢することによってカロリーを10から7に減らそうというものです。

当然、食事量を減らせばビタミンの摂取量も減り、3だったビタミンも1になってしまいます。
カロリー7対ビタミン1 (代謝1/余剰カロリー6)のバランスになった場合、代謝によりつくることが可能なエネルギーは、ビタミンと同じ1までということになり、残りの6が脂肪として蓄えられます。

確かに、我慢する前の余剰カロリーは7だったので、蓄えられる脂肪は理論上は1少なくなったことになります。
しかしここで問題なのは、カロリー・ダイエットをする前までは3 エネルギーを出せていた人が、1しかエネルギーを出せなくなってしまうことです。分かりやすくいえば、1日の活動量が3分の1になるわけですから、体の中で最も代謝に関わる臓器である筋肉が減り、基礎代謝という何もしなくても消費されるエネルルギ一量(基礎代謝量) も減ってしまうことになるのです。

筋肉だけでなく、活動量が減れば骨への負荷が減少し骨畳も減るので、脂肪が増えても、それよりもはるかに重い筋肉や骨が減るのですから、体重は少なくなりますが、逆に体脂肪率は確実に増えてしまいます。

ちなみに体脂肪率は、女性なら30パーセント、男性でしたら25パーセントを超えると成人病の発症率は急速に増加します。*3ダイエット前までは3 のエネルギーを出せていた人も、筋肉が減り、基礎代謝量が減ることで、ダイエット後には1しかエネルギーを出せない体になっています。

本能的に飢餓を嫌う私たちがカロリー・ダイエットを続けることには無理があり、ほとんどが数日~数カ月で元の食事量に戻ります。そうしますとまた、元の10対3のバランスになりますが、カロリー・ダイエットによって1 までしかエネルギーを出せない体(筋肉量) になっていますので、ビタミンは3あっても1までしか使えないのです。
つまりカロリー・ダイエットをする前には7であった余剰カロリーは、カロリー・ダイエットによって10-1 =9となり、何とこの9が脂肪となってしまうわけです。同じものを食べても、カロリー・ダイエット後には余剰カロリーが増え、ますます肥満を助長することになるのです。これをリバウンドで太るといいますが、現実には飢餓→リバウンド→飢餓→リバウンドという肥満スパイラルに陥り、確実に太り、体脂肪も増え、骨董が減り、健康にも悪影響を残すことになるのです。

ダイエットには、もともと「健康」という概念が含まれています。健康につながらない痩身法をダイエットとは呼べませんので、現代食のみのカロリー・ダイエットは、ダイエットとは呼ばず『飢餓痩身法』と呼んだ方がいいでしょう。

このカロリー・ダイエットによる弊害として今、私が最も注目しているのは日本の若い女性の『見た目やせ=隠れ肥満』の現状です。
見た目はやせているのに体脂肪率が異様に高いという女性の多くは、カロリー・ダイエットをしているというデータもあるので参考にしてみてください。
かくれ肥満についてはこちらで自己チェックができます。
現代食で不足しているビタミンを増やそうとするとカロリーも一緒に増え、逆に過剰なカロリーを減らそうとすると、不足するビタミンはますます不足してしまう。アンバランスな現代食を、いくら増減させても何の意味もないのです。

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